大田区商店街の情報誌おーたふる 蒲田・大森・調布の地元密着型商店街を紹介します

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平成24年度「おおたの逸品」

馬込が発祥の江戸野菜
を使って新名物づくり


馬込三寸にんじんまんじゅう

 昭和25年、大森東部農協が『馬込大太三寸人参』の名称で農林省に種苗登録し以後、同じく馬込を発祥とする「馬込半白節成胡瓜」とともに馬込の特産品となりました。馬込で人参栽培が盛んであったのは、昭和38年ごろまでで、農地の宅地化とともに徐々に減少した。
 最近では馬込の農家3軒が「馬込大太三寸人参」を作っています。
 馬込文士村商店会で長く和菓子店を営む渡辺和彦さんは、この地元で採れる野菜を使ってお菓子が作れないかと考え、試作を行ない、このほど餡に「馬込大太三寸人参」を練り込んだ「馬込三寸にんじんまんじゅう」を作り上げました。まだ常時販売するまでには至っていませんが、将来的には季節限定で販売したい考えです。

製造・発売元 御菓子司わたなべ(馬込文士村商店会)
大田区南馬込5-32-3  TEL:03-3772-5082

丸子川で釣りを楽しむイベント 相川会長も飲み物の販売にひと役

   馬込大太三寸人参      馬込三寸ニンジンまんじゅう

商店会とお店がコラボして
作り上げた大城サンド


大城サンド

大城通り商店会のオリエントベーカリーがパン、近江屋精肉店がみそカツ、カツの味付けは商店会の女性部が担当、商店会がアイデアを出し合って2年ほど前に誕生したのが“大城サンド”です。
夏のイベントで販売したところ、これが大好評。用意したものがあっという間に売り切れてしまいました。
まだ常時販売はしていませんが、今後、商店会のオリジナル コラボ商品として売り出すことを検討しています。また、最近では、同商店会に開店したから揚げ店と中華料理店がコラボして、“大城弁当”も作り出しました。まだまだ、発展途上ですが、商店会が力を合わせての取り組みは楽しみです。


大城通り商店会(星野谷清孝会長)
大田区西蒲田3-9-6 TEL : 03-3753-2313

丸子川で釣りを楽しむイベント 相川会長も飲み物の販売にひと役

     大城サンド           大城弁当

素材にこだわり続けて
餅菓子づくり


豆大福・豆餅

東急多摩川線矢口の渡駅から多摩川方面に向かう道に沿って続いているのが“矢口の渡商店会”。その中ほどにある“伊勢屋餅菓子店”は、昭和46年に小山努さん(71歳)が開いたお店。
「独立するにあたって、いろいろ探したのですが、この商店会が気に入りました。開店したころは町工場もたくさんあって、活気がありましたね」。
小山さんは新潟県出身。雑色商店街にある“伊勢屋”で11年の修業を経て独立しました。小山さんのこだわりは北海道産の小豆を使った自家製の餡と農家である新潟の実家から取り寄せる餅米。「味やねばり、炊いているときの香りが違います」。こだわりの素材でつくる豆大福(120円)・豆餅(100円)はやわらかくて弾力がある食感。ほどよい甘さの餡と餅が絶妙のハーモニを生み出します。
昨年、長男の智広さん(37歳)が後を継ぎました。努さんの味へのこだわりが、この商店会でこれからも受け継がれていくことでしょう。


伊勢屋餅菓子店(矢口の渡商店会)
大田区多摩川1-35-9 TEL: 03-3759-4540

丸子川で釣りを楽しむイベント 相川会長も飲み物の販売にひと役

      豆大福        昭和46年に開業した伊勢屋

伸びにくく、食感が
いい、と評判


自家製・本格中華麺

シンプルだけどなかなか奥が深い中華麺。馬込で35年間、その製造を続けているのが大久保製麺所。同社の麺は細麺で、伸びにくく、食感がいいと評判です。
製造は毎朝午前4時ごろから始まります。代表の大久保二郎さんが、2種類の粉をブレンド、かん水、卵白、グルテンなどを調合して、麺製造機にかけます。
すると帯状になった麺の元ができます。これをさらに何度も伸ばしていきます。伸ばす作業を繰り返すことで、麺にコシが出てくるのだとのことです。
最後は細く刻まれて麺になり、1人前ずつにカットされて出来上がりです。作業は午前9時ごろまで、1日約5000個をつくり、大田区内をはじめ都内を中心に多くの中華料理店へと配送します。
逸品は同社がつくるシャンコ麺。通常の麺づくりより、さらに手間をかけた、コシが強いちぢれ麺です。スープとセットで工場でも販売しています。家庭で気軽に本格的なラーメンをお楽しみください。

大久保製麺所(馬込文士村商店会)
大田区南馬込5-26-10 TEL: 03-3776-4540

丸子川で釣りを楽しむイベント 相川会長も飲み物の販売にひと役

 製造にとりかかる大久保さん   伸びにくく食感がいいと評判

発祥の地、鵜の木で
誕生し人気に


あげパン

大田区の嶺町小学校の給食に出たのが“あげパン”の発祥と言われています。その地元鵜の木に平成23年12月にオープンしたパン屋さん“ラ・ヴェール”では、あげパンが人気の定番商品になっています。
オーナーの黒川実登里さんは岐阜県出身でパンの企画や営業に携わっていました。その経験を生かし、平成18年鵜の木で開業。当初は卸し専門でしたが鵜の木店を皮切りに、矢口の渡、武蔵新田、下丸子でお店をオープンしました。
黒川さんのパンづくりのこだわりは機械に頼らないこと。「原料もバター100%、添加物も使わない、昔ながらのつくり方ですね」。
あげパンはソフトフランスパンを素材としていて、ほどよいやわらかさと硬さが絶妙。シュガー、シナモン、ココア、きなこの4種類ですべて100円という価格も魅力です。

ラ・ヴェール(鵜の木銀嶺商店会)
大田区鵜の木2-4-6(店) TEL:5732-3568(本社)

丸子川で釣りを楽しむイベント 相川会長も飲み物の販売にひと役

     ラ・ベール        4種類のあげパンを販売

おおたの逸品

 平成20年10月17日、18日に行なわれた「おおた商い(AKINAI)観光展2008」において、大田区商連が大田区ならびに財団法人大田区産業振興協会の協力を得て「逸品」10店を認定し発表しました。
 以来、毎年「おおたの逸品」を選定してきました。平成24年度までの「おおたの逸品」を紹介します。
 また、大田区商連会員商店街・商店会の場所と範囲を紹介したマップを合わせて紹介します。

「おおたの逸品」(平成20年度〜24年度)「商店街・商店会紹介」パンフレット(pdf)

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